Asobuyer

あるスジの方にとっては、すでに「水からの伝言」系列の突っ込みネタの一つとして有名ですが、もう、本郷猛がトンデモ科学にはまっているとかはどーでも良くなってくるぐらいに、グダグダな作品でした。とりあえず、役者の演技が気になって、お話に集中できません。

お話もヘン。例えばコブラ男とヘビ女のエピソードは、「これはさらわれて改造されて対ライダー戦線に投入か？」と思ったら、物語終盤になって、実は1年前のエピソードであったことが、ヒロインのさらっとした回想カットとセリフの一言で明らかになります。なんで1年前の話にしちゃったのか、まったく意味不明です。

むしろ同時進行とし、本郷がヒロインを病院に運んだ際に関わりをもたせて、その後ショッカーに入らせ、ライダーと戦って倒された後で本郷が「あの時の二人だ！」と気づく、という展開にすれば、ショッカーの悪逆非道ぶりがより増し、二人の悲劇性も強調されるし、本郷の戦う動機も強められて、お話全体のテンションが上がるはず。

あ・・・もしかして最初はそうだったのかも！なぜなら、本郷が水伝研究してるという設定は、本郷自身が正気に戻ること以外には、生かされてない。考えてみれば、「水伝研究者本郷猛」の設定が無くても、というか、むしろ無いほうが、筋の通った展開になるような気が・・・・

やはりこれはE本某の陰謀か(笑)