大特撮「ネギマン」第2話撮影~4

16日。大阪芸大の学生や赤井さんも米子入りして、いよいよ撮影開始、のハズだったんですが、1日目の撮影で使う予定だったミチュアの製作が間に合わず、予定が変更になりました。

ロケ班は、翌日のエキストラ登場シーンの撮影に備えて、湊山公園でのシミュレーション。ミニチュア班は、ヨナゴフィルムに残って、2日目以降で使用するミニチュアの製作を続行することになりました。

ところがそこに、ヨナゴフィルムのエアコン工事が重なり、突如現場は、足の踏み場もないほどの混雑状態に。

巨大なガスタンク製作班は、ヨナゴフィルムのひみつ地下室に追いやられ、しかも換気装置が作動しないため、気化した溶剤が地下室に充満。こんなこともあろうと用意してあったかどうかは知りませんが、マジなガスマスクを着用しての作業になりました。

地下室を覗くと、丸いガスタンクがスポットライトで妖しく照らされ、さながら「太陽を盗んだ男」の原子爆弾のようです。

私はと言うと、K山さんと一緒に、結局尻火状態になったミニチュアの信号を作っていました。赤井さんが、渡米直前までネットオークションでウォッチして落札した、貴重なフジミ製信号機セットです。

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実際の交差点を再現するには、信号機の数が足りなかったのですが、カメラの方で対応できるよう、差し替え式に改造しました。写真には写ってませんが、ほかにグレーの信号機もあります。

塗装は、茶は、フラットブラウンの下地に、エナメルのレッドブラウン+ホワイトでドライブラシ。ホワイトでハイライトをドライブラシして、フラットブラックでシャドウです。

グレーは、ニュートラルグレイの下地に、エナメルのライトグレイとスカイグレイをスポンジでタッピング。ホワイトでハイライトをドライブラシして、フラットブラックでウォッシングして、馴染ませると同時にシャドウ、といったところです。

が、今回の撮影では、この信号機のシーンは、取り残しのカットとなってしまいました。余裕が出来たので、足りない信号機はスクラッチしてしまおうかと思っています。

つづく。

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