デスクトプマシンで使っていたマウスの調子が悪くなったので、手元にあるBluetooth接続のマウスを使ってみることにしました。
マウスは以前PS3用に購入したELECOMのM-XG2BBBKです。
手のひらで包んで動かす一般的なマウスと違い、親指がかかるようにデザインされているので、握る必要がなく移動が楽です。以後マウスを選ぶときは親指がかかるデザインのものを選ぶようにしています。
接続するPCにはBluetooth機能がないので、USBポートに接続するドングルタイプのBluetoothアダプタを購入しました。PCにはUSBポートが6つもあるので、その一つを使ってしまう目的もあります。ポートやスロットが空いてると使いたくなりますよね。
インストール
PCを起動してBluetoothアダプタを差し込み、「システム設定」から「Bluetooth」を開いてペアリング登録すると、なんの問題もなく使えるようになりました。
ところがPCを再起動すると自動で再接続されません。通知領域のBluetoothアイコンをクリックしてみると、認識はされているようですが接続がONになっていません。どうやらOS側の自動接続機能がうまく動いてないようです。情報を検索してみると、コンソールから直接コマンドを叩いたほうが良いとありました。
管理者でログオンして、以下の作業をします。
$ sudo hcitool scan Scanning ... #マウスのペアリングボタンを押す 88:E7:A6:04:28:C0 ELECOM BlueLED Mouse $ sudo bluez-simple-agent hci0 88:E7:A6:04:28:C0 #上で表示されたマウスのアドレスをコピペ Release New device (/org/bluez/3993/hci0/dev_88_E7_A6_04_28_C0) #登録完了 $ sudo bluez-test-device trusted 88:E7:A6:04:28:C0 yes #既知のデバイスとして登録 $ bluez-test-input connect 88:E7:A6:04:28:C0 #接続
再起動しても再接続されるかどうか確認するには、以下のコマンドを入力してOKが返ってくれば成功です。
$ sudo /etc/init.d/bluetooth restart * Stopping bluetooth [ OK ] * Starting bluetooth [ OK ]
OKが出てからも再接続までは数秒かかるようです。
※追記
WACOMのペンタブレットとの併用に不具合が見つかりました。
M-XG2BBBKには、しばらく使ってないと省電力モードに入ってBluetooth接続が切れる機能があるのですが、接続が切れている時にペンタブレットのボタン類を操作すると、その瞬間にMy Paintが終了してしまいます。
不具合の原因がUbuntuのBluetoothドライバにあるのかペンタブレットドライバにあるのか、他の原因かわかりませんが、ペンのボタンを操作したとたんに終了しまうので致命的です。
電池のもちは悪くなりますが、Ubuntuには省電力機能のないBluetoothマウスを選んだほうが良さそうです。