雨漏り対策

カテゴリ:クルマ

先日久しぶりに晴れ間がのぞいたので、ずっと気になっていたロードスターの雨漏りに、対策を施してみました。

今回はその作業内容の解説を書きます。

症状は、雨が降ると、どこからか染み出してきた雨水がキャンバストップ左右にあるウェザーストリップ(ゴムパッキンですね)の中にたまり、それが車内にあふれてシートがびしょ濡れになるというものです。

では作業に入ります。

キャンバストップを開けて、ウェザーストリップを停めている2本のネジを外し、ウェザーストリップを外すと、銀色のレールが現れます。

このレールを固定しているネジを外し、レールをはがします。

レールの裏にはブチルゴムかウレタンのようなスポンジ状のものが貼ってあります。

このスポンジ状のもので、レールとキャンバストップ本体との接触面の隙間を埋め、同時にレールの取り付けネジの穴の隙間も埋めて、雨水の浸入を防いでいるようです。

これが劣化して、隙間を完全にふさぐことが出来なくなっているのでしょう。

代わりのものを探して貼ってもいいんですが、代わりに使えそうな素材が思い当たらなかったので、とりあえず、柔らかくて耐水性のもの―合成ゴム系接着剤(ねばっとした黄色いやつね)で埋めてみることにしました。

まず、前のほうの、キャンバスが折り返してある部分の仕上りが甘いので、ここを一度はがして、きっちり面にそわせて接着しなおします。

今回の場合、目的がシーリングも兼ねているので、厚めに塗って、押し付けた時に少しはみ出すぐらいにしておきます。

注)合成ゴム系の接着剤は、接着面に接着剤を薄く均一に塗り、しばらくして半乾きになったら、一気に強い力で押しつけるのが正しいやり方です。塗ってすぐ押しつけても着きません。

次に、キャンバストップのフレームとウェザーストリップのレールに接着剤を塗ります。

レールの方には、ネジ穴の部品が当たるへこみがモールドされていますが、ここをきっちり埋めておくのがポイントです。

しばらく置いて乾かしたら、ネジ穴を外さないように慎重に位置を合わせ、これでもかと言うぐらいの力で一気に押しつけて、接着します。最後にネジを締めてウェザーストリップを取りつけて、終わりです。

2日後に雨が降ったんですが、対策した右側には一切漏れがなく、未対策の左はいつものように雨水がたまってました。

次回天気の良い時に左もやる予定です。

アイコン