仕事中は、手持ちのCDから取り込んだ曲を、PCとつないだステレオコンポで流しています。サイドバーにあるMy play listが、聴いた曲のリストです。自作のソフトウェアと楽天のデータベースを利用して、聴いた曲のジャケット画像をリアルタイムで表示してます。といっても、当然古い曲が多いので、データベースにない曲がほとんどだったりしますけども。
CDから取り込んだ曲は、全部で4千曲ほどありますが、レコードで持っている曲も沢山あるので、それらも取り込んで聴きたいと思いました。
取り込む前に、十数年以上使ってないアンプとレコードプレイヤーがちゃんと動くかどうか確認しようと思い、電源を入れて見ました。とくにアンプは、もらい物の古いアンプで、35年前のものです。
なんの問題もなく電源が入りました。レコードプレイヤーも、心配だった回転むらもなく、順調に回りました。
「さて、レコードをかけてみようかな。曲は・・・エリノア・アカデミアにしよう。久しぶりに"Perfection"を聴いてみたい。結局、1枚しかアルバム出さなかったなぁ」
などと思いながら、アンプのソースセレクターをPHONO-1にして、レコードをターンテーブルに置き、プレイヤーのPLAYスイッチを入れました。
ゆっくりとボリュームをあげていきます。
「あれ?聞こえないなぁ」
ボリュームをいっぱいまであげて、ようやくかすかに聞こえて来ました。思えば、この時、気づくべきでした。
曲が始まってから10秒ほど経ったでしょうか。突然、
「パン!」
と銃声のような大きな音が鳴り響いて、アンプから煙が「もわぁ」と・・・
「・・・って、くさっ!」
なんというか、カニ味噌に酸味を加えたような刺激臭がして、あわててスイッチを切り、窓を開けました。
電気系に造詣のある方なら「ははぁん」と思われたことでしょう。そう、コンデンサが破裂したのです。ちなみにコンデンサとはこういうやつです →http://2tu.us/1tx4
幸い、火こそ出ませんでしたが、内部はホコリがたまっていたので、火事の危険はありました。みなさん、古い電気製品には気をつけましょう。
中を開けてみると、案の定、破裂したと思われるコンデンサの中の人・・・もとい、中の紙が、キャビネット内に飛び散ってました。基板には、コンデンサの端子部分だけが残っていました。
他の部分も調べてみると、コンデンサが2個、端子が焼ききれてました。
丸が焼き切れたコンデンサ。
アナログアンプなので、ざっと見たところ、知識と技術のある人なら直せそうな感じです。アンプは他にもあるので、フォノイコライザーを購入すれば、取り込みは可能です。
ですがこのアンプ、けっこう良い音がするし、なによりデザインが好きです。また、調べてみると、当時15万近くしたようです。
とりあえず、電気店に持ちこんでみて、修理出きるかどうか聞いてみようと思います。ただ、もし修理費が2万円以上するようなら、取り込みにはUSB端子つきのフォノイコライザーを買って、このアンプは、ジャンク扱いで好きな人に譲ってしまおうと思ってます。もったいないので。あるいは、外装を使って何か作ろうかな。