草刈り

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外を見たら天気がよかったので、二度寝はやめて、シャワーを浴び、朝食を取り、予定していた作業にとりかかります。家のまわりの伸びほうだいになっている雑草を、そろそろ刈らなければいけません。

草刈り機に、金属ノコの刈り刃をセットして刈り始めるも、植生が変わって柔らかい草が多くなり、いなされてしまって、刈れません。とりあえずそのまま全体に刃を走らせ、刈れるものだけ刈ってしまいます。ひととおりさらった後、ためしに、草刈り機のセットに付いていた、ナイロンカッターを付けてみました。

ナイロンカッターとは、2ミリぐらいの太さの、ナイロン製のコードを高速で回転させて、草を刈るものらしいです。なんとなく弱そうで、使いものになるのかな、と思っていたので、ずっと刈り刃で作業していました。だけど、せっかく付いているんんだから、使ってしまわないともったいないと思って、試してみました。

使ってみると、これが名前や見た目の印象と違って、けっこう切れます。しかも、金属ノコでは危なくて刈れない、基礎や、ブロックのギリギリにはえている草も、刈り飛ばしてくれます。素材のしなやかな性質を利用して、硬い物に当たると逃げ、それら以下の硬さなら刈れるように出来てます。また、結構な太さのもの、例えば、1センチ強あるヨモギの茎なども刈れました。

カッターはケースユニットになっていて、ケースの中にボビンがあり、そこにナイロンコードが巻つけてあります。ケースの底面にボビンの一部がボタンとして出ていて、コードが摩耗して短くなってきたら、回転させながらこのボタンを地面に軽く打ち付けると、遠心力で、適当な長さ分、コードが繰り出されるようになってます。出すぎた分は、安全カバーに付いているカッターで切断されます。

ノコの刈り刃と違って、草を細かく裁断しながら刈っていくので、大きなゴミが出ず、刈った後の草を集めなる必要がないのも良いですね。もちろん、激しく伸ばしてしまった庭や、土の地面が見えなくちゃいけない場合は別です。うちの場合、雑草でまかなう、ナチュラルな「なんちゃって芝生」を目指しているので、ちょうど良いです。

ナイロンコードは、約20㎡を刈るのに、だいたい2mぐらい必要なようです。近所のホームセンターでは、30mのものが、1260円で売っていました。ウチでは、草刈りを年に2回ほどやるので、30mを一個買えば、7、8年はもつ計算になります。約180円/年。この程度なら、ランニングコストも安いですね。

しかし、作業した後で、コードの素材が気になりました。摩耗した分や、繰り出した際にカットされた分は、どうなっているんでしょう。毎年、2mmX4000mm分のナイロン繊維が庭に蓄積されていくわけで、害はないんでしょうけど、気分的には、あまり嬉しくない状況です。

けっこう来客があるので、コードを繰り出す際に、駐車スペースで繰り出すように気をつければ、クルマのタイヤで細かく粉砕されたりはするのかな、と思うけど、それは「見えなくなった」というだけであって、なくなったことにはなりませんね。

そこで、生分解性プラスチックを使っているかどうか調べようと、メーカーのサイトがないかと探してみたのだけど、通販で扱っているサイトは出てくるのだけど、そのメーカーのサイトは見つけられませんでした。

ただ、生分解プラスチックで作られたナイロンコードに関する特許申請が、2008年に三菱樹脂株式会社名義で出ているのは見つけられたので、もしかしたら、もうそっち方面に転換が進んでいるのかもしれません。

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