ICO(イコ)

カテゴリ:ゲーム

どこかの国の、どこかの村のおはなし。
1人の少年が、神官に連れられ、古びた城にやってきました。
少年の名はイコ。
村では、角の生えた子供が生まれると、少年まで育てられたのち、魔女の城へ「いけにえ」として差し出さなければならない掟でした。
城に連れてこられたイコはひつぎに閉じ込められますが、神官たちが去ったあと、ふとしたことからひつぎが倒れ、床に投げ出されました。
自由になったイコは、出口を探して歩きはじめました。
そしてある塔の中で、鉄の檻に閉じ込められた少女と出会います。
少女の名はヨルダ。
やがてイコは、ヨルダの手を取り、広大なお城を駆け抜けます。
真の自由を求めて・・・

だいたいこんな感じのお話です。

いやー、疲れました。謎解きはたいして難しくはないんですが、グラフィック、特に距離の表現がすばらしいのもあって、落下の不安感がずっと付きまといます。高いところが苦手な人はやめたほうがいいと思います。いや、逆に高いところが苦手な人は、強烈なリアリティを持ってプレイできるかもしれません。

とにかく、4、50mぐらいの高さを、足場から足場へジャンプしたり、崖の出っ張りから下の出っ張りへ飛び降りたり、ふちぎりぎりで手を伸ばしてヨルダを受け止めたりと、まぁコナンとラナですよ、つまり。飛行機の上を走ったりはしませんけどね。

舞台のお城は、あちこち壊れて古びてはいますが、遺跡というにはまだ美しく、鳥の声が響き、風が鳴り、水の流れる音が聞こえ、荘厳な雰囲気を保っています。そんな美しい城に、人の気配がまったくないのが、かえって不気味です。

脱出ゲームなので、最終的には脱出するわけですが、決してそれでハッピーエンディングとは言えませんね。なぜなら、掟があるので、イコは村に帰ることはできないからです。村に帰れば、掟を破ったとか何とかでいろいろ問題になりそうですし、角があると言ってもイコにも親がいるでしょうから、親類関係にも迷惑がかかるでしょう。つまりイコは、村を離れて、多分お城より広大な森のどこかで、自力で生きていかなくちゃいけないわけです。「終わりは、始まり」です。

がんばれ、イコ。
スイカ食ったら、出かけよう。

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