トランスフォーマー・リベンジ

カテゴリ:映画

やはり変形シーンは魅せますね。

数万点のパーツを、すべてアニメーターの仕事で動かしているんだそうで、その技術はもちろん、マシンの環境もすごいんでしょうね。

前作でも思いましたが、このままでは、トゥーン・シェーディングを用いた日本のお家芸であるロボットアニメは、古くさいものとして駆逐されるかも知れない、と思いました。

3Dモデリングの導入で、いくら理にかなった変形をするといっても、実写(正しくは高精細なCGですが)の説得力は、トゥーン・シェーディングとは比べ物になりません。

もちろん、トゥーン・シェーディングには独特の風味があるので、完全になくなることはないでしょう。だからこそ、トゥーン・シェーディングには、表現、演出としての意味しかなくなって、例えば、ガンダムのようなシリアスな戦争ドラマに使う意味はない、と言われるようになるかも知れません。

そういうことを思わせるには、十分衝撃的な映像でした。

さて、内容の方ですが、といってもお話の方は置いといて、戦争ーイラクやアフガニスタンあたりの戦闘をかなり意識した作品に見えました。というのは、最後の砂漠の戦闘シーンで、カメラを引いて、客観的に見せるシーンが多かったからです。

オアシスを中心に発生した小さな集落での、かなり苛烈な戦闘シーンなんですが、寄りで撮っているロボット同士の格闘シーンとは、演出意図が違うような印象でした。

ただ、どっちよりか、というのははっきりしませんでした。論評を加えず、どんな状況かを見せるだけ、という印象。

話は戻りますが、最近、映画を見ると、アニメでやる意味、実写でやる意味、を考えます。きっかけは、実写版ガンダムの「G-SAVIOUR」。

ガンダムでスター・トレック・シリーズのようなドラマがつくれるんじゃないかと思ったのも、この作品がきっかけでした。

その後、「イノセンス」の押井守のインタビューなど読んだり、実写版「ドラゴンボール」が、(原作云々は別として)映画としては、わりととちゃんと出来上がっていたことなどなど。

そんなこんなを考えると、いま話題の、アニメの殿堂構想も、うまくやれば、あながちハコモノで終わらないかもしれないな、と思ったりします。

いまだすったもんだあるようですが、娯楽を輸出して儲けるのは、遊び好きな日本人には、向いているように思うので、元ネタを生み出す人材を育成するという方向で進んでいくのならば、けっこうおもしろい世の中になるのではないかと。

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