第4回 米子映画宴にて

カテゴリ:映画 米子映画事変

今月も行ってきました、米子映画宴

今回のお題は、自主制作映画ということで、米子映像フェスティバルセレクションから、「ポロッポロッポー」、「三地直装イワシマン」、「浪人生活 極」そしてDAICON FILMの「怪傑のうてんき」の4本。

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「ポロッポロッポー」は、ナンセンス・・・なのかな?タイトルの「ポロッポロッポー」は、何かの台詞に、伏字風にかぶさるときの声。その意味は、最後まで不明。オチなし。正しいやおい?

赤井さんもおっしゃてたけど、ホント、人間をあそこまで埋める穴掘るのって、大変ですよ。見たところ、重機使ってないみたいだし。これはあれかな、埋めてるんじゃなくて、穴掘って、そこに役者をしゃがむか座るかさせて、穴あけたベニヤ板かなんか被せて、土をかけたのかもしれません。ホントに埋めちゃったら、中の人の健康が大変ですしね。

「三地直装イワシマン」は、地元の人にはおなじみ、Hi☆JAC製ヒーローです。中海TVでたまにやってるので、地元で見る機会も多いです。こないだはベニズワイガーやってました。イワシマン・カーが、シーマのVIPカー風なのが、面白くて好きです。

ちなみにベニズワイガーは、跳ね上げドアの180SXに乗ってます。これが、いったん普通に開いてから上に跳ね上げるようになっていて、ようするに、跳ね上げなくても普通に乗れるんだよね(笑)作品中でも、ほとんど乗り込んでる状態でドア跳ね上げるシーンもあったり(笑)

「浪人生活 極」は、ホントに自主制作らしく、撮影も出演も一人という、かなり手間がかかってそうな作品でした。逆回しやら、ブラーやら、撮れるまで何回もやりました系なカットやら。テンポと音楽がよかったです。

最後に、「怪傑のうてんき」。これはまぁ、みんなよく知ってるので(?)、書かなくてもいいでしょう。見たことない人はYouTubeとかで探そう(笑)

最後に質問コーナー。

自主制作映画っていうと、だれも芝居してないような無駄なカットがあったり、役者がフレームアウトしたあともしばらくフィルムが回ってたりして、間延びしてしまってるのがよくあります。自分はそこが一番気になるんです。なんていうか、妙な恥ずかしさが沸き起こります。たぶん、短い空白で、現実に戻されちゃうからだと思います。ようするに、テンポが悪い。

そこで、「のうてんき」は、今まで映画をやったことのない人を、映画人に育てる目的で撮られたとのことなので、そうした初心者にありがちな間延びを避けるのにどう指示したのかを、質問してみました。赤井さんの答えは、「迷ったら短くしろと指示した」とのことでした。

今回の「イワマン」も、ヒーローもののお約束の、イケイケで登場したヒーローが弱点を突かれていったん弱くなって再び逆転して敵を必殺技で倒す、というお約束の前半を大胆にカットして、登場していきなり弱ってしまうというすごい流れだったんですけど、テンポがいいので、返ってそこが笑えるポイントになっていたりします。やっぱり「間(ま)」が大事ってことですね。

次回は、「美女と特撮人間」と題して、昭和の特撮映画を見ながら、時折映像を止めてしゃべるという指向になるらしいです。これも楽しそう。

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