「いっぷく亭」に行きました

カテゴリ:お出かけ

先日のお休みに、岡山県苫田郡鏡野町上齋原、恩原高原スキー場近くの、「うたたねの里」にある「いっぷく亭」に、お昼を食べに行きました。

実は去年に一度行ったことがあって、焼き魚がおいしかったので、また来たいと思っていたのです。

天気もいいし、バイクで行こうかと思ったのですが、山のほうは雲が出ていたのと、山はまだ少し寒いかなと思い、車で出かけました。

倉吉から人形峠をのぼり、人形トンネルを出て600mほど行ったところに、細い山道へ誘導する、「いっぷく亭」と書かれた小さな看板が出ています。そこを左に入って、途中出てくる看板にしたがってしばらく行くと、わらぶき屋根の農家風の建物が見えてきます。そこが「いっぷく亭」です。土間と囲炉裏の、農家の建物をそのまま使った、お店というにはあまりに素朴な建物です。

メニューは、うたたね定食が1500円(要予約)、いっぷく定食1000円、くまざさうどん500円、だんご汁300円など。ほかにコーヒーやお酒もあります。そのなかから、いっぷく定食をいただきました。

ざっくり削った木の串に刺した大きな川魚を囲炉裏で焼いて、がぶりとまるかじりでいただきます。これが実においしい。あっというまに平らげてしまいました。これだけでも来る価値はあります。

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名物のだんご汁、カッリっとあがった山菜の天ぷら、山菜のおひたし、たきこみご飯。天ぷらの内容は季節によって変わるようです。前回は、なんとミントの天ぷらが出て、これが意外とおいしいので驚きました。いろんなハーブを天ぷらにしてみるのもおもしろいかもしれません。

食後の運動ということで、案内標識に出ていた「岩井滝」に行ってみました。また細い山道を車でのぼっていくと、10台ぐらいは停められそうな、小さな駐車場があります。平日ということもあって、人っ子一人いませんでした。駐車場には屋根の朽ちた売店があって、ちょっと不気味。

駐車場すぐそばに、由来の書かれた看板があり、それによると、子宝祈願の滝だそうです。子供の出来ない何某が、せっせとここの水を飲みつづけたところ、娘が出来、養子をもらって木地師で財を築いた、ということだそうです。養老の滝伝説の一つでしょうかね。娘が出来て養子でというのが、珍しいですね。間接フリーキックという感じでしょうか。

滝まで500mとの看板に、山道で500はけっこうきついね、と思いつつ、気合入れてのんびり登りました。途中、水が出ているので、足元には注意です。岩がゴツゴツと出ているので、転ぶと危ないです。雨の後は、登るのはやめたほうがいいかもしれません。

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祀られているのが不動明王で護摩祈祷ということで、どうも密教系のようなので、現場を撮影するのは遠慮しときました。代わりに入り口の沢の写真。紅葉の時期は良いかも。

そこそこ険しい山道の終点、約4mほどの高さのオーバーハングになった岩から、すだれの様に落ちる滝がありました。オーバーハングの下にコンクリ製の厨子があり、本尊が祀ってありました。扉は閉じられていて、秘仏のようです。横に二体、素朴な彫りの不動明王像がありました。つい最近護摩焚きをしたような後もあって、ライブ感漂う仏場でした。

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