UbuntuでnanoKEY

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こないだ、こんなものを衝動買いしまして。

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以前ちらっと書いた、KORGのUSB接続式MIDIコントローラ、nanoシリーズの、nanoKEYです。まぁ約5千円と、お値段がお値段なんで、キーが引っかかったりタッチが重かったりと作りはチープでございますが、サンプリング音源を切り貼りして遊ぶぐらいには、お手頃です。おまけとして、ソフトシンセM1Leのダウンロード権がついてます。そっち方面は素人なんでまったく使い方わかりませんけど・・・

公式には、MacがOSX10.3.9またはMac OS X 10.4.7以降、WindowsがXPSP2以降、またはVistaSP1対応となってますが、うちのマシンはWindows2000(W2K)とUbuntu。一応XPはもってますが、諸処の事情でW2Kで使ってます。どうしようか迷いましたが、経験から、この手のものはW2Kでいけると踏んで、いざとなったらXPに入れ替えればいいやと、思い切って購入しました。

Windows2000編

まず、W2Kで接続してみましたが、ウィンドウズ標準のドライバがインストールされたものの、デバイスマネージャでビックリマークがついて、ちゃんと認識されませんでした。いちおうシーケンサ、Music Studio Standard(MSS)を立ち上げてMIDIデバイスの設定開いてみましたが、案の定、やはり認識されてません。

そこで、KORGのサイトから、XP向けとなっているドライバをダウンロードしてインストールしてみたところ、問題なくインストールできました。認識もうまく行って、MSSでも表示されました。このドライバ、W2Kでもいけるようです。ただし、MSSのMIDIデバイス設定で「ディアクティブ時にMIDIデバイスを開放」にチェックしてあると、ディアクティブからアクティブに戻っても、デバイスが再認識されません。チェックを外しておかないとだめなようです。

デバイスの認識がうまくいったので、サンプリング音源を読み込んでリズムパターンを入力し、これをたたき台とするためにとりあえずプロジェクトを保存しようとしたら「保存に失敗しました」と出て、サイズゼロのファイルが生成されました。この現象が、nanoKeyやドライバのせいなのかはわかりませんが、追求はあとにして、とりあえずW2Kでのテストはここまで。現在常用しているのはUbuntuなので、そっちで動けばめっけもん、ということで、試してみました。

Ubuntu編

まず、そのままではMIDIが鳴らないので、「追加と削除」からTiMidity++をインストール。取り合えずこれでMIDIを鳴らすことはできます。そしてUbuntuでのシーケンサとしてRoseGardenと、サウンドルーターであるJACK Controlもインストール。が、いくらいじれども、RoseGardenで音が出ません。やっぱわけわからん…

で、どうせ試しならさらに試しとMSSを起動してみたら、問題なく立ち上がりました。MIDIデバイスとオーディオデバイスの設定をやって、サンプルのMIDIファイルを鳴らしてみたら、ちゃんと音も出ました。おぉ。JACK ControlもRoseGardenもいりませんでしたよ。

さらに、いったんMSSを閉じ、nanoKEYをつないで再度MSSをたちあげてみると、MIDIデバイスの設定画面でnanoKEYが表示され、ちゃんと入力も受け付けてくれました。きゃーうれしいぃ。

プロジェクトファイル保存時のエラーも出ないし、さすがコルグだ、Ubuntuでもなんともないぜ!と結論しておきます。


KORG nanoシリーズ

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