UbuntuのUIにClassic GnomeとGnomeパネルを使っている方は多いようですが、私もそのひとりです。
Gnomeのランチャーが、1クリックでアプリケーションメニューやディレクトリ一覧を展開、2クリック目で起動できるのに比べて、Unityのランチャーは、ランチャーを開いて一覧にアプリケーションがあるかどうか確認、ない場合は(たいていないのですが(笑))ディレクトリ展開にもう1クリック、そしてマウスでスクロールして3クリック目で起動、という手順なので、スマートじゃないんですよね。
話がそれました。
Gnomeパネルにはワークスペース切り替えのアドオンがあるんですが、なぜかウチの環境ではこれがうまくないのです。
アドオンの設定を開いてワークスペースを増やして切り替えると、すべてのGnomeパネルが消えてしまいます。
ランチャーにアクセスできないのはもちろん、キーボードショートカットもきかないので、もとのワークスペースにも戻れず困ってしまいました。
デスクトップに表示させていたアイコンは見えているので、Computerをクリックすると、もとのワークスペースに戻ったのかパネルが表示されました。
UIの設定関係に問題がありそうなので、CompizConfig設定マネージャーをインストールしていろいろ試してみたんですが、どうやらワークスペース切り替えのアドオンとCompizの組み合わせ関係がうまくないようです。
結局完全解決とは行かなかったのですが、使用に問題ない状態には出来ました。
解決
ワークスペース切り替えアドオンの設定は「すべてのワークスペースを表示する」「ワークスペースの数」ともに1に設定します。
CompizConfig設定マネージャーを開いて、「一般オプション」の「デスクトップサイズ」で、ワークスペースの数と並びを設定します。
「水平仮想サイズ」と「垂直仮想サイズ」で、ワークスペースがどのようにいくつ並んでいるかを設定します。
例えば水平仮想サイズが4で垂直仮想サイズが1なら横に4つ並んでいることになり、水平仮想サイズが1で垂直仮想サイズが4なら縦に4つ並んでいることになります。なお「デスクトップの数」は1のままです。
そして、Desktop Wallを有効にします。
これで、ログアウトしても設定が保存されていて、うまく動作するようになりました。
ただ、ワークスペース切り替えアドオンの上にカーソルを持っていくと、「現在のワークスペース:"ワークスペース1"」としか表示されません。
ワークスペース切り替えアドオンの設定でワークスペースの数を増やすとこの表示は正常になりますが、切り替えるとパネルが消えてしまうので、1のままが吉のようです。