MIA!!MS-06ZAKUII(4)

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カラーリング案をいくつか作ってみました。

標準色
まずはおなじみの標準色。この濃緑色を使ったカラーリングこそが、「兵器としてのモビルスーツ」のイメージを確立させしめ、ガンダムブランドの看板としてザクの地位を不動のものにしています。

砂漠1
砂漠仕様ザクの作例でよく見かける塗り別け塗装。「How to build of GUNDAM2」に掲載された作例を参考にしたもの。標準色のイメージを残しつつ、らしさと見栄えを両立させたデザインです。でもコックピットや肘関節、ひざ関節なんかの重要な部分に黒がきてるのは、「ここを狙ってください」って言ってるのと同じようなものですね。

航空機
市街地戦闘とガウからの降下作戦を顧慮した、米軍戦闘機風のカウンターシェイド迷彩。どうせ迷彩塗装しても地上に降りたらすぐ発見されるんだから、せめて危険な降下中の被弾率ぐらいは下げたいという塗装。

砂漠2
上のカウンターシェイドを砂漠迷彩でやってみました。砂漠戦での空爆を意識した迷彩。でもこれだけでかい図体だと、どんな迷彩しても地面に落ちる影で発見されますね。

砂漠3
「オペレーション・ガルフストリーム(湾岸戦争)」のときの米軍エイブラムス戦車の砂漠迷彩。ダークイエローの一色塗りです。巨大兵器の迷彩としては一番妥当かも。

砂漠4
もう一つ米軍の「コーヒーのしみ」パターン。もうすこし細かい模様にしたらもっと迷彩効果が出るかな。

砂漠5
チェコ軍砂漠迷彩。一見機体形状を把握できないので、わりと効果ありそうです。

砂漠6
フランス軍砂漠迷彩。これも機体の形状把握が難しそう。カウンターシェイドと組み合わせてもよさそう。

今回の迷彩パターンの検討用にテンプレートを作ったので、よかったらお役に立ててください。
MS-06テンプレート

謝辞:
コーヒーステイン、チェコ軍、フランス軍、の各迷彩パターンは、■迷彩図鑑■(The Illustrated Book Of Camouflage)を参考にさせていただきました。

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MIA!!MS-06ZAKUII(3)

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MSは兵器ですから、当然迷彩塗装の可能性も考えなくちゃいけません。しかし全高20mにも及ぶロボットに迷彩塗装施してどれほどの効果があるかというと、かなり疑問です。移動速度が速く、必然的に視認距離が遠くなる宇宙でならいざしらず、敵との距離が近くなる地上においては、迷彩の効果はほとんどないでしょう。

しかし、だからといっておなじみのダークグリーン基調の塗装でいいかというと、それはそれでかなり目立つわけで、なんとかしたくなるのが人情。
パイロットの精神衛生上の理由で、効果がないと知りながらも、なんらかの迷彩がされたのではないでしょうか。また、雪原や砂漠、草原など、広大な範囲がほとんど同じ色調になるような環境に限って考えれば、迷彩の必然性はもっと高くなります。

と言うわけで、20m近い巨体に迷彩が施される可能性がある場所として、宇宙空間、雪原、砂漠、草原を選択。その中から、ザクがカッコよくみえる迷彩塗装がされそうな所を選ぶことにします。あと、塗るのが楽なところとか。

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MIA!!MS-06ZAKUII(2)

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TV版の設定では、ジオン公国の主力MSとしてMS-06が活躍していた当時は、MSはジオンのみが所有しており、連邦はV作戦で初めてモビルスーツの開発に成功したことになっています。つまり当時のMS-06にとっての脅威は、戦車や戦闘機、歩兵のロケット砲などから発射される固体実体弾か、空間戦闘での戦艦のビーム砲になります。しかし戦艦のビーム砲については、MSの機動性から考えると、さして脅威ではなかったはずです。

また「起動戦士ガンダム・オリジン」(安彦良和著)では、MS-06が主力MSとして運用されていたころには、連邦側には既にガンキャノン、ガンタンクが量産化、実戦配備されています。つまり、ガンキャノンの標準武装であるビームライフルが既知の脅威としてあったわけですから、ガンダム登場時点でのMS-06の装甲は、当然それに対応したものに改良されているはずです。

よって、TV版V作戦以前のMS-06であれば対固体実体弾装甲を、オリジン版かV作戦以後のMS-06であれば対ビーム装甲を表現することになります。

ビーム兵器がどのようなものかは、劇中タクラマカン砂漠でのRX-78-2ガンダム対MS-07グフ戦が参考になります。ガンダムのビームサーベルによって切断されたMS-07のコックピット装甲の一部を、パイロットのランバ・ラルが、グローブをはめた手でもって外へ押し出す場面があります。このことから、劇中に登場するビーム兵器は、主に熱によって対象を破壊する兵器であると考えられます。

以上のことから、MSの装甲には、冷間時の高硬度と共に高い耐熱性が求められたはずですから、現用兵器で近いものを探すと、湾岸戦争時のM-1エイブラムス戦車の装甲である、劣化ウランとセラミックによる複合装甲板が近いでしょう。となると、結構つるっとした表面になりますね。半ツヤぐらいに仕上げると、設定を踏まえた表現になると思われます。後は迷彩の問題ですが、これについては後日。

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