カーネルバージョンアップで起動に失敗して画面真っ黒の件

カテゴリ:Ubuntu

カーネルバージョンがLinux 3.2.0-79-genericから3.2.0-80にバージョンアップされたさいに、起動に失敗するようになりました。

しかたなく安定した-79で使用していたんですが、先日-82へのバージョンアップがあったさいにアップデートして試してみたのですが、やはり同じで、画面が出ません。

「Ctrl+Alt+Del」の入力は受け付けるので、中身は動いているようです。

旧版を使い続けるのも不安なので、試しにディスプレイドライバの再インストールを試みたところ、うまく起動するようになりました。

まず、正常動作する-79で起動して管理者でログイン。/etc/X11/xorg.conf.failsafeのオシリにアンダーバーを追加してリネーム。

再起動して-82のリカバリモードで起動し、リカバリメニューでは「root Drop to root shell prompt」を選択。

「exit」と入力してシェルプロンプトを抜け、今度はresumeを選択。

low graphics modeに関するダイアログが出るもマウスカーソルが表示されないので、Enterキーで承諾します。

次のダイアログではキーボードからの操作も受け付けなくなりましたが、escキーで抜けると、シェルプロンプトのログイン待ち状態になりました。

resumeは前回状態での通常起動を意味しますが、どうやらリカバリメニューのシェルプロンプトでの起動も「前回の通常起動」として扱われるようです。

あとは通常のnvidiaドライバのインストール操作です。

以後の操作は以前の記事のを参考にしてください。ビデオカードを入れました

nvidiaのドライバは、カーネルになにかを組み込むのでしょうか、そのために該当するカーネルのrootで起動させる必要があるのかもしれません。

同種のトラブルが同じ方法で解決できるかどうかはわかりませんが、なんとかしてXserverの動いていないシェルプロンプト状態に持っていけさえすれば、インストール出来るようです。

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