いつのまにかApacheの仕様が変わっていて、過去の設定のままではウェブページにアクセスできなくなっていました。この、バージョンアップしただけで動かなくなるあたりがフリーソフトらしいですね。商業ソフトウェアならなにはなくとも下位互換にしておくものですが。
Logwingはほぼ手を付ける機会がなくなったので、微調整は直接レンタルサーバーで動作確認してしまってもいいんですが、たまにウェブベースのアプリケーションを頼まれて作ることがあるので、ローカル環境も作っておかなければいけません。
まず、14.04のアップグレードで前の設定を引き継いでいるので、Apache2関係を完全削除指定でアンインストールしてしまい、再インストールします。
Apacheのドキュメンテーションを参考に、必要な箇所を書き換えます。
/etc/apache2/apache2.confの164行目からを書き換える
<Directory [wwwのパス]> Options Indexes FollowSymLinks AllowOverride All Require all granted </Directory>
意味:
- [wwwのパス]以下のディレクトリで
- ファイルの一覧表示を許可する
- .htaccsessを有効にする
- すべてのアクセスを許可する
/etc/apache2/sites-available/000-default.confの11行目からを書き換える
ServerAdmin [管理者の連絡先Emailアドレス] DocumentRoot [wwwのパス] <Directory [wwwのパス]> Options Indexes FollowSymLinks MultiViews Options +ExecCGI AllowOverride All Require all granted </Directory>
意味:
- 管理者の連絡先Emailアドレスを設定
- ドキュメントルートを設定
- [wwwのパス]以下のディレクトリで
- ファイルの一覧表示を許可する
- CGIの実行を許可する
- .htaccsessを有効にする
- すべてのアクセスを許可する
/etc/apache2/sites-available/default-ssl.confの3行目からを書き換える
ServerAdmin [管理者の連絡先Emailアドレス] DocumentRoot [wwwのパス]
意味:
- 管理者の連絡先Emailアドレスを設定
- ドキュメントルートを設定
以上でアップグレード前と同じにアクセスできるようになりました。
上にも書きましたが、これは私の環境であらゆることを試すための設定で、外部からアクセスできない閉じたネットワークで必要最低限の設定なので、これらの設定を公開サーバーにこのまま応用するのは、セキュリティ的に危ないと思われますので、参考までにおねがいします。