2日目。
ホテルをチェックアウトして、ほぼ目の前の伊勢丹へ向かうも、またも迷いに迷って到着しました。直線距離で300mもないはずなのに。
美術館の入り口で小田さんと合流して、ゆっくり見て回りました。
森なども細い線で緻密に書き込まれていて、もし自分だったら、陰影のバランスが取れなくて、真っ黒な絵になってしまいそうだな、なんて思いながら見ました。
ことわざシリーズや魔物などは、油絵でもお馴染みです。見ていて楽しいです。キリスト教文化や、あちらのことわざに疎いこともあって、かえって謎ときの面白さもあったりしますね。
人間の狂気と愚かさを描きながらも、人間愛が感じられるところが、私にとってのブリューゲルの魅力です。ブリューゲルの作品を元にした、童話もあったりしますね。
船シリーズは初めてみました。船主が、事務所に飾ったりしてたのでしょうか。「ウチのは最新型だよ!この辺の港じゃいちばん速い船さ!」とか。ブリューゲルの絵は、そういう想像が膨らむ絵です。
版画を堪能したあと、関連アイテムを物色しました。魔物のフィギュアの出来がよかったけど、色の塗り方が自分のイメージと違うので、見るだけにしました。「傲慢」Tシャツはウケたけど、実際に着るのはちょっと(笑) カタログとクリアファイル、会場で上映されていたアニメーションのDVDなどを購入しました。
小田さんは、現在、大学のあるプロジェクトのプロデューサー役なので、展示方法や、商品の製造単価、コストパフォーマンスなどを気にしておられました。
駅地下でお昼をしながら、仕事のラフスケッチや、「黒猫・展・黒犬」のチラシの、テストプリントなどを見せていただきました。開催期間は11/10~14日。日程が休みに重ならないけど、行ってみたいな。
昼食後、大学を案内してもらうために移動。小田さんは電車で来られたので、別移動で。こちらは車で移動。これまた迷いに迷いながら、なんとか成安造形大学に到着しました。
おじゃましまケロ
私室や教室を案内してもらったり、標本の説明を受けたり、作品を見せてもらったり、製作への構えや車の話、面白かったアニメの話などして、学内のカフェ「結」へ移動。
写真を取り損ねたんですが、木造の開放的な建物で、琵琶湖を望む、すごくいいロケーションでした。ご近所の方がお茶しにくるというのも、うなづけます。こういうところで、景色や、カフェにくる人をずっとスケッチしてるのも、楽しそうですね。
珈琲と、たまご豆腐のような四角いプリンを食べながら話し込んでいるうちに、すっかり暗くなってしまったので、解散。楽しい休日でした。
帰りは、迷わずに、スムーズに高速に乗れました。雨が降ったり止んだりで、夜のせまい米子道は、ちょっと怖かったです。
やっぱり、ちゃんとしたカーナビは買った方がいいかも。W-ZERO3のモバイルGoogleマップは、GPSアンテナも使えてルート案内も出来て便利なんですが、道路の最新情報となると、疎いので。