今年は見頃が遅いそうです。
今年の見頃は、来週あたりだそう。
場所はこちら。
世界的に有名な、京都の清水寺ではなくて、島根県安来市の清水寺です。
読みはおなじく「きよみず」です。京都は「きよみず」こちらは「しみず」と読むのだ、という説もありますが、「きよみず」でよろしいようです。
場所は、米子方面からは、国道9号線を松江方面に走って、安来市街に入る手前、上の方に標識案内板が出ています。カーブの外側に出てるので、見落としやすいです。
ここを左折してしばらくいくと、再び案内標識の出ている看板があります。ここも左折。すぐに参拝者用の駐車場が見えてきます。
観光バスなどでやってくるほとんどの参拝者は、この駐車場から坂と石段を登って本殿にお参りしますが、実はここは、清水寺の正門ではありません。
正門は、奥の駐車場の右にある、「仁王門 展望台」とかかれた看板の、石畳の急坂を登って行った先にあります。
そこそこ道幅もあり、門のところまで車でいけるようになっていますが、すれ違いは少々気を使います。
また、駐車スペースは10台分もありません。歩いて登るにはかなり骨の折れる急坂なので、正門に回るかどうかは、カケですね。
今回、私はバイクで行ったので、当然こちらに回りました。分のないカケはしないのが、賢い大人というものです。
こちらが正門。けっこう立派な門です。阿行像、吽行像も、なかなか大きく、風格があります。
正式名称、瑞光山清水寺です。
参門からは、急な坂を下って行きます。かなりキツいです。帰りのことを考えると、一瞬やめようかと思うぐらい。イン側にタイヤ跡がついてるのが見えますね。
本殿に登る石段。苔むした感じがなんとなくよかったので。
本殿と灯篭。その奥に、三重塔が見えます。三重塔は、数年前までは上まで登れたのですが、現在は老朽化が激しく、危険になったので登れなくなりました。
神話好きなら一度は行きたい吉備津神社。最近は友好ムード漂う、かの桃太郎伝説の地であります。場所は、岡山県岡山市の郊外。国道180号線沿いにあるので、わかりやすいですね。人気の場所なのか、広い駐車場もあります。
車から降りると、大きく高い像が立ってました。「だれ?」と思って碑文を読んでみると、「はなせばわかる」のキャッチコピーでお馴染み、第29代内閣総理大臣こと、犬養毅でした。よめばわかる。岡山県出身だったのですね。
「して、なぜ吉備津神社に犬飼毅?」と疑問のあなた。もっともでございましょう。ここでワンポイント神話講座。桃太郎伝説について。
桃太郎伝説と言えば、キビダンゴという薄給でもって犬、猿、雉を雇い入れ、危険な鬼退治に駆り出して莫大な利益を得たという、現代のブラック企業もかくやの人物伝としてご存知の方もいらっしゃるかと思います。しかし近年は、実はすぐれた外交手腕でもって鬼と友好条約を結んだ優れた政治家の伝説であるとする説が、主におこさま方の間で流通しています(一部事実と異なる場合があります)。
さておき。
そんな桃太郎伝説ですが、これが実のところいわゆるひとつの二次創作のようなものでして、元々は、吉備津彦命(きびつひこのみこと)が、犬飼健(いぬかいたける=犬)、楽々森彦(ささもりひこ=猿)、留玉臣(とめたまおみ=雉)の3人の家来とパーティーを組んで、鬼乃城の温羅(うら)という鬼(正体がナメック星人だったかどうかは知りません)を成敗し、吉備津神社の釜(電子ジャーに似ていたかどうかは知りません)の下に封じたというのが、オリジナルでございます(ホントは諸説ありますが)。これら3人の家来のうちの一人、犬飼健が、実は犬飼毅の始祖だという噂がありまして、よってここに像が立っている、というわけでありました。
長い前置きはさて置いて、長い石段を登っていくと、大きな参門がありました。丹塗りが綺麗です。現在進行形な感じですね。
参門をくぐると、すぐに大きな拝殿があります。
参門は丹塗りで維持されていますが、拝殿と本殿はそのままです。国宝なので手を加えられないんでしょうね。国宝だと直してもらえない、というのが、理不尽な気もします。とりあえずお参りしましょう。
「オレだよオレ」「吉備津彦かい?」と5円を振り込んで、二礼二拍手一礼。
横からの眺めを拝見。
平安の趣き。かっこいいです。
切り妻が二つありますね。なにか意味があるのでしょうか。いちおう平入り、ということになるのでしょうか。ここは綺麗に塗られているようですね。
拝殿の左り後ろに、お守りやお土産を売っているところがあるのですが、
第58代横綱千代の富士(現、年寄九重)の、昭和61年1月場所の優勝額。一瞬、なんで?と思いましたが、そういえば相撲は神事ですもんね。なにか横綱と縁があるのでしょうね。
大きな・・・イチョウ・・・だったかな?忘れました。
拝殿の左にお庭がありました。
小さな滝が
コイのいる池に流れ落ちています。